復路で読んだ本 [本]
前記事での予告通り、復路で読んだ本をご紹介させていただきます
恩田陸「まひるの月を追いかけて」
恩田陸さんの作品を初めて読んだのは高校生の時です。
作風を抽象的に表現するなら「暗雲に覆われた強風の吹き荒れる草原で、一人で立ちつくしてる」ような感じでしょうか。
独特な世界観や抒情的な文体がお気に入りで、よく読む作家の一人です
「まひるの月を追いかけて」あらすじ
古の都を舞台に、複雑な人間の心理を描き出す長編です。
アクション映画のような派手さはありませんが、ひとつひとつの言葉選びや表現、世界観は秀逸です
「誰かと一緒にただ歩く」という非日常、「少人数」というある種の密室状態の中で展開するストーリーは「ネバーランド」や「夜のピクニック」、「麦の海に沈む果実」などの作品とも共通しており、恩田さんの特徴がよく出ている作品と言えるでしょう
ところで、私が奈良に行ったのは中学校の修学旅行のときだけです
今以上のアホだった当時は、奈良の持つ歴史の重みやその素晴らしさを十分に理解することなどできず、''「なんか大胆な鹿がいるww」''くらいの記憶しか残ってませんが、この作品を読んでもう一度奈良を歩きたくなりました
初夏を迎えるころに行ってみようかな
本の好みは人それぞれですが、上に挙げた他の作品と一緒に「オススメ本」としてプッシュしておきます
恩田陸「まひるの月を追いかけて」
恩田陸さんの作品を初めて読んだのは高校生の時です。
作風を抽象的に表現するなら「暗雲に覆われた強風の吹き荒れる草原で、一人で立ちつくしてる」ような感じでしょうか。
独特な世界観や抒情的な文体がお気に入りで、よく読む作家の一人です
「まひるの月を追いかけて」あらすじ
静は失踪した異母兄の研吾を探すため、彼の恋人の君原優佳里に頼まれて一緒に奈良へ向かう
旅の途中、どこかで必ず研吾は現れるという
明かされる研吾や優佳里、静の微妙な人間関係、「旅行」という非日常の物語の中で静が演じなければならない「役割」とは…?
古の都を舞台に、複雑な人間の心理を描き出す長編です。
アクション映画のような派手さはありませんが、ひとつひとつの言葉選びや表現、世界観は秀逸です
「誰かと一緒にただ歩く」という非日常、「少人数」というある種の密室状態の中で展開するストーリーは「ネバーランド」や「夜のピクニック」、「麦の海に沈む果実」などの作品とも共通しており、恩田さんの特徴がよく出ている作品と言えるでしょう
ところで、私が奈良に行ったのは中学校の修学旅行のときだけです
今以上のアホだった当時は、奈良の持つ歴史の重みやその素晴らしさを十分に理解することなどできず、''「なんか大胆な鹿がいるww」''くらいの記憶しか残ってませんが、この作品を読んでもう一度奈良を歩きたくなりました
初夏を迎えるころに行ってみようかな
本の好みは人それぞれですが、上に挙げた他の作品と一緒に「オススメ本」としてプッシュしておきます
2011-03-02 21:58
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コメント(5)
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往復で二冊読んじゃうなんてすごい[ふらふら]
見習わなければ!
「ネバーランド」はドラマで観たと思いますが、
衝撃的な内容でした・・。
by TAMA (2011-03-02 22:52)
【TAMAさん】
単行本なのでわりとすらすら読めますよ[嬉しい顔]
「ネバーランド」ってドラマ化されてたんですね。
知りませんでした[汗]
by 温玉 (2011-03-03 19:44)
ジャニーズ総出演でした[嬉しい顔]
今は強面のKAT-TUNの田中君が、男性にレイプされて自殺しちゃう役をやってた様な?
by TAMA (2011-03-03 21:32)
【TAMAさん】
ええ~!?ドラマ版はそんなストーリーなんですか!?
原作とかなり違った展開になってるんですね[ふらふら]
小説とドラマの両方を観ても、それぞれ違う物語として楽しめそうです[ぴかぴか]
by 温玉 (2011-03-04 10:23)
【ケロミさん、donさん、ぷにょさん、たかぴさん、マチャさん、瑛さん、mainamiさん、瞳さん】
[ハート][ハート][ハート][ハート][ハート][ハート][ハート][ハート]ありがとうございます
旅好きにはたまらない一冊です[嬉しい顔]
読みやすくて、なおかつ読み応えのある作家ですので、機会があれば是非っ
by 温玉 (2011-03-06 23:31)